☆'s この本を読めっ!

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いえ、あの、別に強要とかではなくて、役に立つと思った本を紹介するコーナーです。
リストの上のほうの本は、工学の研究を1〜2年やった人が読んで損はないと思います。
下のほうは専門寄りです。

タイトル 著者(出版社, 発行年) コメント
物理数学の直観的方法 第2版 長沼 伸一郎(通商産業研究社, 2000) 複素積分やベクトルのローテーションが、数式ではなくイメージ的に解説されている。 意味不明だった概念がわかるようになる。
日本人の英語 マーク・ピーターセン(岩波新書, 1988) 冠詞や副詞の微妙なニュアンスの違いなどが、日本人にわかりやすく解説されている。 英語論文を書く自信がつく。
素人のように考え、玄人として実行する 金出 武雄(PHP 文庫, 2004) 工学者がいかに研究やプレゼンテーションをすべきかについて述べられている。 研究に疲れたときに読むと、やる気と元気が出てくる。
センサ工学の基礎 第2版 山ア 弘郎(昭晃堂, 2000) センシングの心得と、様々な物理量の計測法について述べられている。計測をやるなら必読。
衣服の幾何学 篠原 昭(光生館, 1997) 衣服に関する研究をまとめたもの。読み物としても面白い。 網目格子で曲面を包む、チェビシェフネット(Chebyshev, Tchebychev, or Tchebychef net)に触れている数少ない(?)日本語の文献。
タッチ 岩村 吉晃(医学書院, 2001) 触覚の教科書。触覚をやるなら必読。
触覚と痛み 東山 篤規ほか(ブレーン出版, 2000) 本の前半で触覚研究の歴史がよくまとめられている。後半は「痛み」について。

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公開: 2007/03/09
更新: 2007/03/09
Takayuki Hoshi: star(at)alab.t.u-tokyo.ac.jp